東大生と芸能人のクイズ対決もよくTVで見ますが、東大生の知識の広さは素晴らしいものがあります。
その知識をどこから入手しているかというと、圧倒的に本が多いようです。
元東大生協書籍部主任の重松理恵さんが、そのあたりを本として解説しています。
どのような目的で本を選んでいるのか?
傾向として、4つの目的に分かれるとしています。
(1)「世界で活躍するため」
東大生に人気のある就職先は世界的な超有名企業が中心のため、外資系企業等で活躍するために「世界の情勢」や「外資系企業の現状」について書かれた本を読む。
キーワード:「マッキンゼー」「グーグル」「アップル」「外資系金融」「ハーバード」「スタンフォード」
(2)「スキルアップをするため」
論理パズルやフェルミ推定などで思考力が鍛えられる本。プレゼンテーションや読書法、英語術など実用的なスキルを身につけることが出来る。
キーワード:「頭を鍛える」「地頭」「難問」
(3)「幅広い教養を身につけるため」
自分の専門外でも、教養として身につけておくための本。哲学、歴史、芸術、文学、教育、数学、医療など。
入門書よりも少し専門性が認められる内容の本。
キーワード:「知」「知性」
(4)「最新のトレンドを追うため」
いままでになかった新しい概念や新しい学問分野を解説した本から最新の情報を得られる本。
キーワード:「ソーシャルビジネス」「ビッグデータ」「脳科学」「人工知能」「行動経済学」「教育経済学」
業種、分野によってどこをメインにするかは違うかもしれませんが、ビジネスをする上でも目的別に読むというのは理にかなっているといえます。
強化したい部分を選びとる視点は、使えるのではないでしょうか。
AIやIotなどは、どの業界でも注目されています。
その分野の専門家にクライアントをお繋ぎすると、喜ばれることが多いです。
人は人ができる分野を開拓していく必要がある時代となりました。
だからこそ、他己的な情報提供も必要になるのではと考えています。