1.時間の無駄
2.お金の無駄
3.心理的な無駄
4.信頼構築の無駄
前回の記事で、時間の無駄をお伝えしました。
こちらは、事業案内の①探しモノという時間損失についてでした。
その時間の無駄が生み出す経済的な損失が大きいということでしたね。
では、2番目のお金の損失についてですが、単純な無駄といえば2度買いです。
①に関わるのですが、探しているモノが見つからないから買ってしまう。
これって、個人でもよくすることですね。100円ショップという便利なものがあるから、つい「100円だから」と気を許してしまう。
これを会社で従業員がみな同じように考えたら。。。
とんでもないことが起こるわけです。
ある会社で、フリーアドレスを導入しました。当然、個人の持ち物はロッカーに入るだけになります。と、入りきらないモノがでてくるわけです。
あまり使わない文具などは、購買部に戻ってきました。返還された文具は、30万ほどになるそうです。
いかに多くの人が、いちいち取りに行くのは面倒だから、手元に置いておこう。と思っているかが分かります。
そして、デスクの中がゴチャゴチャになる原因をつくり、効率を落としているのです。
それ以外にも
・誤発注
・在庫管理のミス
などもあるかもしれません。ミスをした場合は、早めに対処しておけば損失までには及ばないでしょう。ミスを隠すような土壌があると、数年後に発覚し、その時には使えないということも起こりえます。人が隠す時には、人目のつかない倉庫の片隅に置きますから。このようなことが起こらないように、在庫管理はしっかりしておきたいものです。
もう一つは、地代家賃です。
事務所を借りている場合、月々の家賃が発生しています。そのフロアを有効活用しているかが重要になります。誰が置いたのかよくわからない段ボールが山積みになっているとしたら、そのスペースはお金を捨てていることになります。もっと他のことに当てることができるのではないでしょうか?倉庫に預けるという方法もあります。ここは、どれくらいの使用頻度があるのかを考えて決めることが必要です。時間がかかって物事が進まないのでは、本末転倒にもなりかねません。段ボールの担当者に確認をして決定しましょう。
自社ビルだから、問題ないということもあるでしょう。しかし、コストがかかっていないわけではありません。固定資産税は払っているのですから。
地代も家賃も、有効に使って無駄なコストにならないように管理しましょう。