トップページ > コラム > 健康経営 コスト意識から投資への切り替えを!
コロナがひと段落してきたところですが、この先もリモートワークは続いていくでしょう。
その際に問題になるのが、社員の健康問題です。
 
ようやく企業が目を向け始めた健康経営。
優秀な社員がメンタルを壊し会社を辞めていくのは、大きな損失です。
以前はコストととらえがちだったメンタルヘルスですが、人口減少でこれから働く人員を確保するのに苦労する時代に突入します。
今から人材を確保する投資だと思っていかないと、採用に時間もコストも今まで以上にかかるようになってきます。
 
今の社員を幸せにできるかどうか?
これからはウェルビーイングを掲げる企業が伸びていくのではないでしょうか。
まずは今の社員の仕事環境を整えることから考えませんか?環境はこころを作ります。
5Sは、工場だけの話ではないはずです。
 
コミュニケーション研修をしたからといって、環境が整わないまましても成果は期待できません。
メンタルは、環境が8割。
人間関係は大きな問題ですが、仕事場と本来ホッとできる家庭が一緒になったことで、切り替えが上手くできないだけでなく、会社の人間関係と家庭での人間関係の2重に疲れが生じます。
家庭の人間関係は環境が変わればほぼ解消できます。コミュニケーション研修に、家庭のコミュニケーションは入っていますか?
入っていません。企業は関係ないと思っているから。
そこが社員の現実とのズレなのです。
 
上司と部下の1ON1も必要ですが、生活の基礎部分の家庭が崩れいていたら、いくら上に積み上げようとしても土台は脆く、危ういままです。
まずは家庭環境を整えること。外堀から埋めていく。
そこに余裕がでれば、家庭の人間関係は良好になります。
その上で、社会の働きが健全に動き出します。
 
メンタルは基礎部分からしか変えられません。
環境、コミュニケーション、メンタルヘルス。
全てがリングのようにつながっているのだと考え、社員への投資をしていきたいものです。