【社内改革の取り組み】
企業内の整理整頓改善について、ご紹介いたします。
横浜に本部事務所を構える(株)スタイルデザイナーさんです。
社内での全員を巻き込んだ整理整頓改革が始まって、約2か月が経ちました。
本格的に始めることを、社員に朝礼でお話しをしてからは、1か月。
全員改革が始まる前から、ご担当の方がご自身で考えて、家具のレイアウトなどを変えていました。
この会社のすごいところは、担当者レベルだけでなく、トップの社長の意識が高いことです。
なるべく経費を掛けたくないと考える会社が多いなか、必要な什器は買ってよい!と決済をされていたことです。
実際にコンサルティングさせていただくことが決まり、お話しをお聴きする頃には、什器配置も整っていました。
上手くいく会社の特徴ですが、行動が早いです。
その後の経過を見せていただきましたが、ミーティングでお話ししたことが形になっていました。
その一つが、社員から上げてもらう改善案の実行です。
ポストイットボードと題して、社員から出してもらった改善案を貼ります。
吊るしてあるポーチの中には、キラキラ星シールが入っていて、「これは実行するといい!」と思う案に貼っていきます。
現在貼ってあるのが、投票数が多かったので採用した、または今後考えていきたい案です。
すでに採用になったのは、勤務時間内に有線放送を流すというものです。
心地よい音楽が、言われれば聞こえる、くらいの大きさで流れていました。
音楽の効用は、意見がわかれています。
テキサス大学医学部の行った研究によると、音楽を聴きながら仕事をすると、スピードや正確さがアップするとの見解。
(出典:マイナビ)
英グラスゴー・カレドニアン大学やウェールズ大学が行った実験では、パフォーマンスが落ちるという結果に。
(出典:ライブドアニュース)
聴く人の仕事によるようですね。音量にもよります。
記憶力を高めたい学生には、マイナスになります。
学ぶには適さないが、単純作業には向くということのようです。
気分転換にはなります。
でも、これって聴いているから下がるのですよね。
脳は、聞こえるものは処理しようとしますから、その分の容量を取られるので、パフォーマンスが落ちるということです。
でも、集中している時は、どんなに大きな音がしていても、気にならないもの。
実感したのは、高校生の時に、駅構内で切符の一斉点検が行われている旨のアナウンスを、拡声器を使って駅員さんが伝えていました。
でも、私の頭にはまったく入ってきませんでした。
駅員さんは、当然聞こえていると思っていますので、キセルかと思って拡声器で小突かれたことがあります。
切符は、当然持っていましたけれどね。
脱線しましたので、戻ります。
社員提案について
時期的なものでは、夏休みの取り方について
業務マニュアルの作成
フリーデスク化
立ちミーティングスペースの設置
働き方改革
自分達で、自分の会社を良くしていこう!という気持ちが表れています。
整理整頓改革は、社員の意識改革です。
意識が上がるごとに、社内は綺麗になっていきます。
社長様が言われていましたが、
「こんなに綺麗が長く続くとは思っていなかった。
朝と帰りは、本当に綺麗になっています。」
とのこと。
トップが動けば、社員は動く。
その典型的な事例だと思います。
この先が楽しみです。
これ以外の取り組みは、また後日にご紹介します。