(1)信用度が落ちる
会社内が雑然としていては、対外的に信用が低くなります。
コンプライアンスが重視されている昨今、モノが整理整頓できていないままで情報漏えいはないのか?
不安になるのは当たり前です。
出ているモノが多いほど、どこに何があるのか分からなくなる確率が高くなるからです。
さらに、目に見えているモノはいいのですが、情報となるとPCの中が問題になります。
「どこにあるのか、担当者に聞かないとわからない。」
「どれが最新の文書なのか、判別できない。」
クライアント様がよく言われることです。
物体が見えているのに出来ていなければ、見えないPCの中はどんな状態であるだろうか?
想像がつくというものです。
これでは、信用が落ちるのは当たり前ですね。
(2)コストが増える
社内が雑然としていると、困ることの2つ目。
使用頻度の高くないモノ・書類が身近に多くなると、使用頻度の高いモノ・書類が取り出しにくくなります。
「出しにくい」ならまだしも、行方不明になる可能性も高くなります。
(1)と関わるのが、探しモノ。
探しモノにどれだけの時間をかけているのでしょうか?
イギリスの保険会社の調査では、1日10分探しモノをしているといいます。
200日働いているとして、一人あたり年間2000時間のロス。
社員数を掛けると、
50人なら、1666,66時間
一人8時間労働だとすると、1か月160時間。
ということは、10人分1月丸々ムダな給料を支払っていることになります。
平均給与が30万なら、300万円のロス。
さらに、コストは空間にもかかっています。
賃貸のフロアに山積みの書類があれば、その面積にムダな支払をしていることになります。
首都圏であれば、かなり高額な賃料を払っているはずです。
自社ビルだとしても、ムダになっている面積がなければ、他に有効活用できます。
例えば、社員の憩いスペースや、女子更衣室など、今までできないと思っていたスペースを確保することが可能となるのです。
社員の健康維持のために、企業がしなければならないこととして、「健康経営」があります。
国・経済産業省から指導されていると思いますので、そのスペースを新たな投資無しで確保できるようになるのです。
まだまだあるのですが、続きは次回に。