三寒四温の昨今、体調を崩されている方も多いようです。
インフルエンザは下火になったものの、
風邪で病院に行かれる方、花粉症でかかられている方など
調剤薬局では、日々忙しい毎日をおくられています。
そんな中、整理整頓コンサルティングをお申込みいただきました。
お客様が少なくなる土曜日の午後遅めのお時間でしたが、
お客様の対応をされながらの、お困りのところや問題点の洗い出し。
ジェネリックが普通になってきたため、今までの薬+ジェネリックとなり、
2000種もの薬を管理しなければなりません。
周りに医院が増えたこともあり、今まで扱っていなかった科の薬も増えました。
棚を増やそうかとのお話しがありましたが、狭い限られた空間には難しいですね。
一番考え直さなければならないのは、ムダに使っている空間をなくすこと。
・事務系の部分の使い勝手の見直し
・スタッフの鞄置き場
・身支度をする場所の確保
・店舗部分の顧客の動線とリスク管理
他のものを移動させることが、今ある薬棚を有効活用することにつながります。
今回はコンサルティングだけでしたが、
実際に移動してみた方が早いので、実際に事務系部分の手直しとバックヤードの見直しを少ししました。
バックヤードでは、クリーニング済みの白衣の場所を移動することにより、スタッフの鞄置き場を確保することができました。
お着換えの場所も提案することができ、あとは鏡を設置すれば身支度も整えることができる空間が作れます。
店舗側では、昔活用していた棚を別なものに変えることによって、薬を取りに来られた患者さんで溢れる空間に、新たに予備の椅子を設置する空間を作ることになりました。
他にも、患者さんが待ち時間を少しでも快適に過ごせるようなご提案をさせていただきました。
保管書類については、10年を期限として処分していただくことにしました。
基本的に見ない書類は、法廷年限まで保管しておけば問題ありません。
見直しはしていかないと、空間の有効活用が難しくなります。それにより、普段の仕事に支障がでるのであれば、面倒であっても手をつけなければならないということになります。
何をすれば、一番貴重な調剤と顧客対応をする時間を短縮して、早くお薬を具合の悪い患者さんにお渡しできるのか!
そこを考えるのが大切なところです。
調剤の時間がかかれば、「後でお持ちします。」と丁寧な対応をされている薬局さん。
しかし、後でとなると、当然自分のプライベートな時間が減ることになります。
ストレスを減らすことが、ミスを犯さないことにつながるお仕事だけに、要注意です。
薬剤師(経営者含む)の体調を整えることが、何よりも大事なお仕事であると意識することが大切でしょう。
仕事がスムーズに進む環境作りが重要なので、整理整頓を習慣にできるような仕組みづくりのお手伝いをさせていただいています。