9日に行われました、横浜IDEC企画の女性起業家支援事業ベンチャーピッチ。
今回は3回目とのこと。
出場者は8名。
なんと、私がトップバッターで発表をさせていただきました。
発表順
(1)橫浜Tキューブ・スタイル 藤岡聖子
(2)からだそだれルームここあるき 佐藤有紀様
(3)Humming bird 大森順子様
(4)アオバ住宅社 齋藤瞳様
(5)スマート・ウィメンズ・コミュニティ 東みちよ様
(6)ハッピーマザーミュージック 鈴木美美子様
(7)Seize The Day 小谷奉美様
(8)パッションフラワーサロン 田中早苗様
藤岡 聖子のタイトルは
『選ばれる企業へとサポート!
整理整頓で変わる社内環境』
オーディエンスは、会社の社長様や金融機関の方々、個人事業主(中小企業診断士等)。
トップの役割としては、この企画を盛り上げるというところもあると思うので、
元気に話すことを心がけました。
5分プレゼンと10分の質疑応答からなっています。
5分というのは本当に短いです。
1月にもスター講師誕生でトライしていたので、その短さは分かっていました。
一度練習会に参加してフィードバックをいただいたこともあり、開始前から支援者である中小企業診断士さんから
「期待していますよ!」と声をかけられました。
ブラッシュアップした内容も事前にご覧いただいていたようで、「スッキリしましたね。」と。
工場などは5Sが当たり前になっていますが、ホワイトカラーはどちらかというと、周りに右に倣えの傾向があります。
周りが残業をしているなか、自分だけ先に帰るというのは憚られる日本。海外であれば、残業は能力が劣っているからと捉えられがちですが、日本は違いますね。
どうしたら企業として効率が上がるのか!?
これからの日本の課題の一つでしょう。
一番手の付けやすいのが、環境整備です。
雑然とした環境では、欲しいモノがすぐに見つからないという現象が起きます。
社員全員が同じように、毎日毎日探し物をしていたら、一体どれくらいの時間のロスをしているのでしょうか。
そこは事業案内に載せていますので、そちらをご覧いただきたいと思います。
ただ、5分で探し物が終わるかというと、はなはだ疑問です。
「あれ、どこいったっけ?あ、あったあった!」
これだけで20秒くらいはかかっています。下手をすれば10分、15分はあっという間。
それを何回繰り返しているのか。
書類が山積みであれば、その1枚の書類を出すまでにどれくらいの時間を要しているのか?ということです。
時間がない。忙しい。
そう言っている人ほど、ムダな時間を使っているかもしれません。あなたの周りにも、そんな人はいませんか?
なぜ金融機関の方が興味を示すかというと、そんな企業が多いからだと思います。
環境は頭の中と同じです。
風景は職場の風景だけでなく、頭の中の風景。
もっといえば、こころの中の風景とリンクしているのです。
ここは、個人であろうが、企業であろうが同じです。
気持ちがスッキリしていれば、部屋はスッキリしています。
モヤモヤしていたり、ストレスを抱えていると、だんだん散らかってきます。
そして、ごちゃごちゃになって、探し物が増え、何をどうしたらいいのか分からなくなります。
当然、判断力・決断力もおちます。
ライバル会社に一歩遅れたというようなことはありませんか?
一番に提案していたなら、採用されたかもしれない同じような提案。
同じなら早い方が圧倒的に決まる確率が高まります。
熟考して提案するならば、ライバルを上回るアイディアが必要になるでしょう。
しかしながら、同じ提案さえ遅くなるのであれば、それを上回る提案を考えるまでにかなりの時間を要する気がします。それくらい、頭の回転が遅くなりがちだからです。
環境の良し悪しが関わっているとしたら、膨大な損をしていることにならないでしょうか。
それくらい、環境は頭とこころに負荷をかけているものなのです。
5Sは、始めは安全管理から生まれたものですが、事務系であってもそこは同じであろうと思います。
昨今はコンプライアンスが叫ばれていますし、実際に自分もクレジットカード情報がある企業から漏れた可能性があると連絡をもらったことがあります。リスク回避のため、カード自体を破棄しました。メインカードを考え直すいいきっかけにはなりましたが、元のカード会社さんにしてみれば、まったく関係ないところで契約を切られたわけです。
企業様の研修をお受けしていますが、ある企業様で、どんなことが社内で起こっているのかお聞きしたことがあります。
一番ビックリしたのは、手形を机の上に置いたまま離席するということでした。
手形を紙扱いしているなら、個人情報はどんな管理がされているのか不安ですね。芸能界関連の企業様でしたので、実際に商品としているのは『人』です。殺人事件なども起きる昨今、アイドルの情報を流してしまっては何が起きるかわかりません。その不安から研修のお声をかけていただいたのです。
情報も書類も物も、正しい管理をしていないと、大きなしっぺ返しがきます。
ベネッセもその一例でしたね。リスク管理をしていないと、膨大な費用と信用失墜という痛い目にあいます。そこから起死回生できたベネッセは凄いですが、子供が小さい時に取ったチャレンジの情報をまだ持っていたのか!という驚きは忘れません。もちろん情報は消去していただきました。負の事って忘れないものなんですね。
モノや情報管理は、社員全員に徹底させるようにしたいものです。