トップページ > コラム > 空間認識力 収納できる空間の作り方

事務所兼一時的なご自宅のお引越しを、他の業者さんの作業後にお伺いしました。

とりあえず詰め込まれた収納場所を、効率的に使えるようにして欲しいとのご依頼でした。

空間の使い方を変えることで、空きスペースは生まれてきます。

その一部を、お客様の許可をいただいたのでご紹介します。

 

事務スペースと客間・リビングを兼ねた部屋の片隅には、大きな銀色のトランクが2つ鎮座していました。どうみても見栄えがよくありません。また、普段使わないモノは収納しておきたいものです。

クッションも多数、床に積み重ねられていました。クッションがなくなれば、その場所にゴルフバックを置きたいというご要望でした。

部屋を見まわして、大きな収納庫というのが1か所だけありました。 すでにお客様用の椅子やミニトランク、絵画等が収納されていましたが、ここを工夫する以外にありません。上段の棚は固定棚のため移動ができないので、下の空間を仕切ることで収納をすることにしました。

 

収納が苦手な方の中には、空間認識力の弱い方がいらっしゃいます。 あきらかに上部に空きスペースがあるのに、収納庫が一杯で入らないと言われることが多々あります。

どこかに収納場所がないかと探すときには、空きスペースがどこにあるのか?どこに作れるのか?を俯瞰してみる必要があります。

今回は棚があったので従来の棚で仕切りましたが、もしない場合には、突っ張り棚などを視野に入れると、空間を区切ることで新たな収納スペースが生まれます。

 

 

【手順】

①使っていないモノを処分します

②どこに、どれくらいの空きスペースがあるのかを確認します

③何を、どこに収納すれば便利かを考えます

④収納庫のサイズと入れたいモノのサイズを確認します

⑤グッズが必要であれば、用意をします

 

【ポイント】

実際に作業をする前に、計測をして問題がないかを確認しましょう。

 

【アドバイス】

女性は細かな部分に目が行きがちです。これは女性脳の特性なのですが、あえて部屋全体や収納庫全体を見るようにします。それにより空きスペースがわかり、空間認識力がアップしていきます。

 

※研修では、テレワークの環境の作り方やコツ、職場の5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)をお伝えしています。お気軽にご相談ください。

テレワーク研修事例:横河電機労働組合様