役所の講座に参加していただいた資料とチラシです。
働き方改革を推進する旗振り役でもある役所。今回は、クリップに注目をしていきたいと思います。
クリップ止めしてあるのは、講座の講師資料2つ。資料はホチキスで止めてあるのですが、この2つをクリップでまとめているのです。事前に講座の準備をしていた際に、参加人数分をコピーしたのでしょう。講座当日には多くのチラシを渡され(こちらの方が多いくらい)、クリップの意味はなくなっています。
何のためのクリップでしょうか?
受講者にとっては、このクリップは必要ありません。講座の資料は、ホチキスでまとめてありますから、クリップは無駄になります。であれば、受講者に渡す際に、仮止めしていたクリップを外せばいいだけですね。それだけでもコストは下がります。
よく顧客に資料を配るような職種の方は、一度見直してみてはいかがでしょうか。
私は帰り際にクリップを返しますが、一般客はもらったものは返しません。その人の家で、クリップが活躍するとも思えません。たぶん放置されて、捨てられるだけです。地球環境にはよくないですね。ゴミが増えるということは、地球温暖化を促進していることになり、その一端を、あなたの会社が担っているわけです。コストがアップするだけでなく、人間の暮らしそのものを脅かしているのです。
今、南極半島西岸にある氷河はこの五十年で87%が失われてしまいました。2/7には18.3度の気温が観測されています。
目の前のコストを下げることは、地球環境にとってもいいことにつながるのですね。
では、なぜクリップをそのままにしてしまうのでしょうか?
ここは意識の差です。
いつもと同じ。
いつもしている行為。
脳は省エネが好きですから、考えることなく同じことを繰り返すのが常です。そこを変えるには、やはり意識を上げるしかありません。
どこか変えられることはないだろうか?
この問いかけ一つで、脳は働きだします。
働きだせば、工夫が始まります。ぜひ怠けている脳を、動かしていきたいですね。
普段、何気なくしている行為が、実は会社のコストを上げていた。そんな事例は、他にもあるはずです。
会議資料については意識が上がってきており、パソコンで配られて、会議も電子黒板に写されて進めている企業も大手では増えてきました。しかし、中小企業ではそこまで進んではいません。会議直前まで原稿ができずに、あたふたとコピーが配られる。よくある光景だと思います。
もし事前に資料がメール共有されていたら、事前に課題の整理が各々できていたなら、会議の時間も短縮されるでしょう。
最近は立ったまま会議をするスタイルを取り入れる企業も増えてきました。ドッカと座ってしまうから、長くなりやすいので、立ったままならサッサと済ませて自席に戻りたいと思うようです。「立つ」という行為が頭を動かしやすいというのもあるでしょう。アイディアは散歩中に思い浮かぶといわれるくらい、何かしている時にひらめくことは多いもの。
どうすれば効率がアップするのか、小さな実験を繰り返していくことで、自社のスタイルが出来上がっていくのではないでしょうか。
全ての部署で立って会議をするというのも、昇降デスクが高額であることを考えれば、一気に導入するわけにもいかないでしょう。
ある部署での成功事例を作ることが大切です。そこでの失敗は、失敗ではなく成功するための種であると考える。そこから改善をしていく。ようは仕事と同じで、PDCAを回していく。改善はどうしても必要なことなのです。そこに必要なのは、ゴール設定です。
どこをゴールにするのか?
ここが決まっていないと、面倒だと思うだけで習慣には結び付きません。目標を設定し、そこに対してどのようなルールを設定するのか。
G-PDCAといわれるものですね。
ルールが決まっていないために、上手く機能していないことも多々あります。
ゴール設定と共に、運営上のルールの構築を一緒に考えていくことが必要になります。