海浜幕張に、日本ビルドライフ様とのご縁で、始めてお伺いしました。
電柱が全て地中に埋め込まれた、新しい街という印象です。25年経っているとのことでしたが、そのような感じはしませんでした。
コンビニが2店舗しかなく、生活はしやすいとは言えないそうです。コンビニ並みにあると言われる歯医者さんは、たくさんあるというのですから、街のカラーなのでしょうか。
マンション群が立ち並ぶ中、幕張ベイタウン商店街様のバックアップでの初片づけセミナー。
定員30名のところ、40名近い方にご参加いただきました。
ちなみに、粗品は3月3日に合わせて、お雛様バージョンのこちらでした。
かわいいですね。
包装紙だけでなく、中のトイレットペーパーもピンクでした。
イベントは、粗品があるとないとでは、やっぱり集まりが違うと、ハウスメーカーの方に聞いたことがあります。
物により、集まる年代も変わるようです。
ご年配は花のポットが人気だそうですが、今回は、40~50代のファミリー層でした。
子育て期の親御様には、絶対伝えたいことがあります。
子供は、今の家庭環境の中で、20年育つ!
ということです。
散らかった画像もお見せしながら、柔らかい頭の子供が、どのような影響を受けて育つのか。
大人になっても、どうして片づけられない人が多いのか。
その関連性を、脳科学を含めてお伝えしています。
このことをお伝えすると、大概アンケートで
「片づけます!!!」
そう返ってきます。
その言葉が嬉しくて、行動につながったことが、私の役目を果たしたと感じる瞬間でもあります。
この感動は、個人宅でも企業の職場でも同じです。
環境は、人に多大な影響を与えます。
そこに居る本人は気にしていなくても、目の端に情報として必ず入ってきます。
それが生産性を落とす大きな要因にもなるのです。
人間関係にも及びます。
イライラは伝染します。
最近の研究では、カナダのカルガリー大学で、マウスの実験で実証されています。
以下、Forbs Japanより転載。
カナダのカルガリー大学カミング校医学部の博士研究員が主導した今回の研究では、まずマウスを数組のペアに分け、それぞれ1匹だけに軽いストレスを与えた。両方のマウスの脳を調べたところ、ストレスを受けたマウスは記憶と情動反応を司る脳領域、海馬の神経細胞に変化が生じていた。その後、ペアを一緒に過ごさせ、ストレスを与えていなかったマウスを調べたところ、その脳にはパートナーと同様の変化が見られるようになっていたという。
研究チームは、この現象を起こしたのはストレスを受けたマウスが放出する「警報フェロモン」だと考えている。こうした状況の発生は、それほど意外なことではない。動物たちは化学物質の放出やその他の形で合図を出し、互いに危険の回避を促している。
今回の研究で新たに得られた知見のうち、人間にも該当する可能性があると言えるのは、ストレスへの反応としてある個体に起きた脳の構造の変化が、別の個体にも同様に発生することが観察された点だ。研究チームのメンバーの一人は、「マウスと人間のストレス回路は非常によく似ている。私たちが調べたマウスの細胞は人間の場合と全く同様に、ストレスへのホルモン応答を制御する機能を果たしていた」と述べている。
また、化学物質による情報伝達は人間同士の間でも起こっている可能性があるという。
「人間のフェロモンや化学物質によるシグナル伝達についての研究は、あまり幅広く行なわれていない。だが、人間が微妙な形で、あるいは恐らく無意識のうちに、感情に関する情報をやりとりしていることを示唆する研究結果が発表されている」
以上転載終わり。
問題は、メスは集団に戻したら元の状態に戻ったが、オスは戻らなかったこと。
男性優位な社会である日本では、人間関係のストレスがそのままストレートに職場の風土にも影響するということですね。
社長、営業、塾講師がそれぞれ対立していた会社を知っていますが、事務をしている女性達は素知らぬフリをしていました。しかし、その影響は受けていました。女性同士のグループ内でも、あまりいい雰囲気ではなかったのです。職場の空気感が悪いわけですから、当然影響を受けることになります。
妙に納得したカルガリー大学の研究でした。
同じような企業はありませんか?
人間関係も、環境を整えることで変わっていきます。
書類で埋もれている状態で、声しか聞こえないまま意思疎通をしようとしても、それは相手に伝わらない。聞いてももらえない。それでいて、部下が言う事を聞かないといっても、当然のことでしょう。
まずはデスク周りから変えていきませんか?
環境を変えれば、人は変われるのです。
気分よく過ごすことが、どれだけ個人の脳にとって大切か、
企業の生産性を上げるのに、どれだけ寄与するのか、
脳科学で証明されつつある事実です。
環境整備に投資をすることは、社員の健康と企業の発展にかならず役立つのです。