トップページ > ブログ > JAMものづくり産業労働組合神奈川女性協議会セミナー「仕事効率をアップさせる為の整理整頓」

 

みなとみらい万葉倶楽部の会議室で開催された、JAM神奈川女性協議会の総会後のセミナーにお呼びいただきました。

旭化成労組から「よかったよ!」とご紹介いただいたそうで、講師冥利につきます。

 

 

環境整備のツールであるオフィスチェッカーを使って、それぞれのご参加企業様がどのタイプなのかを診断していただきました。

クスクス笑い声がもれる診断結果。

 

8タイプに分かれるのですが、最高点を取られたのは、小松製作所のコマツユニオン湘南支部様。

ただ1社だけ「生産性の高い業績アップ型オフィスタイプ」となりました。

お話を伺うと、会社では色々な施策をされて整理整頓を進めていらっしゃるようです。

やはり、長年意識高く効率化を進めている企業は、それだけの評価が点数として表れます。

しかし、今回ご参加の企業で一番多かったのは、「生産性が上がらない業績低迷型オフィスタイプ」。

その中で話しに出てくるのは「捨てられない」。

個人宅でもモノにあふれている方の言葉は、「捨てられない」。同じなんですね。

 

 

 

判断しているのは、やはり人なのです。

「捨てられない」と言っているモノは何かとお聞きすると、洗剤なのだとか。使えるじゃないということですね。

ただ、あまりにも多い場合は、減らすのも有効です。

スペースはコストが掛かっている。

この一点に集中して考えれば、洗剤に割いているスペースはどれくらいのコストがかかり、洗剤をまた買うのに、いくらかかるのか?

たぶんスペースの方が高いはず。

であれば、使い切れる量だけにして、残りは社員へなんらかの景品として持って帰ってもらう方が有効ではないかと思うのです。

 

 

大幅に処分している企業は、そこから疑問が浮かんできていました。

捨ててから、あとでやっぱり要るからってまた買わない?という疑問です。

他部署で使うかもしれないものは、一時的に置き場所があって、そこから必要な部署が持って行くシステムは作っている。これでOKだと普通は思います。

では、何を危惧しているのか?

 

いると言って持って行ったところが、絶対使わないだろう!!!と思える部署らしいのです。

あれ?最初の疑問と反対になりましたね?

まだ混乱状態のようで、いろんなことが現場では起きているということなのでしょう。

 

もし捨ててから再度購入したとして、最新式の機械を購入し、生産性がアップしたり、新たにできることが増えるとしたならば、旧機械を保持しておく方がいいとも言えないのです。

モノによるので、ここでどうしたらいいという話にはなりませんが、時代の流れは速いので、新しい機械に変えることが無駄とも言えないのが現実です。

PCを考えれば、分かりますよね。

古いPCは速度が遅くて使う気にならない。サクサク進むPCなら、使いたい!って思う。

この違いは大きいのではないでしょうか。

 

 

いろんな状況にいる企業が一同に会して話し合える場というのは、それぞれの企業にとっても気づきを得ることが出来、新しい風を自社に吹き込むことが可能になるのではないかと思います。

今回の研修セミナーが皆様の会社と仕事に役立つことを願っています。